あるローカル私鉄の”現実”をみる小旅行…

今日は朝から弘前へ。初冬(晩秋?)の恒例イベント"弘前市場まつり"!文句なしに県内でイチ押しの市場まつりは実は初参戦。ジャンボかに鍋は長蛇の列ができ、ステージでは決め手くんショーの真っ最中。決め手くんがちょっと小さいのは気のせいだろうか…?
MCはRABの田村アナとケンズロー氏(けんずろうとは別人?)で迷子や落し物のお知らせなど大忙し…。その影(?)ではFAWのブースがあったり(周りでは知った顔もチラホラ)。そんなこんなで早々に"次"へ向かう。

決め手くんショー

今日の主目的は『津軽鉄道』!来月からストーブ列車という至って中途半端な時期ではあるが今年77周年を迎えた同社では"記念フリー切符(770円)"を発売。旧芦野公園駅舎の喫茶ドリンク券付きと破格のサービス。販売は本日までということで代行バス試乗を兼ねて使ってみることとした次第。

津軽五所川原駅 77周年記念フリー乗車券で出発…

昼過ぎの列車で芦野公園まで。途中の金木では津軽21がオハ46をサンドした珍編成に遭遇し"テツ精神"がウズウズと…

金木で交換の珍編成…試運転らしい 降りてみました…
芦野公園では喫茶「駅舎」でドリンク券を使って金山焼コーヒー(300円)を賞味。切符に付いているサービス券の裏のメニュー欄に○を付けて切り取るシステムで後々津鉄に請求するのだろうと察する。列車利用者自体少ない時期なのでコチラも混むこともなく店内はまったりとした雰囲気…。
喫茶「駅舎」(10:30〜16:30・水曜休)ホーム側より 金山焼コーヒー(\300)
コーヒーを賞味した後は津軽中里…ではなく"大沢内"行きに乗りわずか2駅で何の案内もないままバスに乗り換え…駅前で待っていたのはアーストラベルのマイクロバス。乗り継いだのは我々の他に部活帰りの高校生が3人…定期客とフリー客のみで休日の津鉄はいつもこんな感じなのであろう。途中駅"深郷田"では係員が待合室へ確認に行ったりとこれまたまったりした道中で津軽中里"駅前"に到着。駅は当然"ひっそり"しているが隣りの"スーパーストアJr."へ入ってみると何と客はゼロ…
大沢内から代行バス 「ちゃぺ」でお馴染み…津軽中里駅
せっかく中里まで来たので列車(代行バス)を一本落として中泊町博物館へ。現在鉄道展が行われていてNゲージジオラマはお見事。休日は混んでいると前日の某番組で田中A子アナが脅していた(?)が遅い時間のためか他には家族連れが1組…ここの見学もまったりしたものだった。
津鉄"風"ジオラマ(中里駅"風") 大(?)ジオラマ
帰りの代行バス及び列車は金木まで我々のみ…完全なる赤字運行もありとストーブ列車運行直前の"津鉄の現実"というものをイヤというほど体感した行程だった。
再び中里から代行バスを乗り継いで大沢内発車…貸切状態です…

さて、サポーターズクラブの方でこの切符を手にした人がどれだけいたことだろう…この切符こそ津鉄77周年を祝うためのアイテム。1回でも多く乗ることこそ"真のサポーター"では?と思う私。せめて乗らないまでも手にするだけでも…。ま、それは"りんご"にも共通しているかな…と。