青森の夏も終了…

青森は昨日の花火とともに猛暑は去ったようで幾分涼しくなった。昨日は青森だけ暑かったようで私は涼しい地域を巡っていたことになる。
私の津軽3まつり制覇は前もって企画していたわけではなく全てが重なったので行ってみようか?と言った感じ。五所川原は単なる心変わりで追加となったもの。


まずは弘前から。ねぷたの運行は10時から。前日のも運行している団体にとってこの時間帯はつらいのでは?とも思うが開始前に一列に並ぶねぷた関係者は明るい表情。最終日の雰囲気は殺気立つこともなくいいものです。
夜の運行も見たかったが昼の運行も貴重もの。ねぶたもそうだが昼運行は一年に一度しか見られないもの。コースは上土手町下土手町の夜運行と逆ルート。コース的には土手町の皆さんへの感謝の気持ちを込めての運行にも見える。下土手町は結構な賑わい。ちなみに人出は1万人だそうで夜運行の人ごみが嘘のよう。観客のほとんどは夜運行も見ている市民の皆さんなので「また来年…」と言った感じで訪れているのでしょう。運行は流れるように進み20台はあっという間に通り過ぎ45分で終了。

2005-08-07 弘前ねぷた 2005-08-07 弘前ねぷた 2005-08-07 弘前ねぷた
その後ねぷた村へ行ってみるとちょうど帰路につくねぷたに遭遇。帰るときの囃子もねぶたと同様趣がある。そして、遠くのねぷたは軽トラなどに牽引されてそれぞれの地区へ…。これで弘前の夏は終わり、少しづつ実りの秋へと近づいていくものの弘前はまだしばらく残暑が続くことでしょう…。
ちなみに帰る際、ねぷた関係者に「もってくが?」と言われ、遠慮なくねぷたの"切れ端"を頂いてきました。これも最終日ならでは。
帰り道、とあるお店を発見。麺の製造元で食べることもできる店。早速入ってみるとこじんまりしており、メニューは"津軽そば""ざるそば"などいろいろ。今回は暑い日にもかかわらず「津軽そば(\250)+かき揚げ(\60)」のスタンダードなメニューで。"津軽っぽい"旨さでまた寄ってみたいと思う店。
2005-08-07 畠山製麺
青森県弘前市大字蔵主町3
2005-08-07 藤崎ながしこ 2005-08-07 藤崎ながしこ
次の目的地は藤崎町。ここは"ながしこ"というちょっと不思議(?)なお祭りがあります。これは昔からの行事で特徴は普通の山車ではなく人形の代わりに人間が載っていること。つまり"生き人形"なわけで。少なくとも津軽ではここだけで4〜5年前にも一度見たことがあります。ただ、8月7日は青森の花火とねぶた・ねぷたの昼運行と重なるためなかなか見る機会に恵まれない行事。
まつりは14時から。各小学校、高校、町内会の順で山車が運行され、途中の本部前などではダンスなどのアピールタイムもあり町の行事ならではの雰囲気が。ただ、藤崎ではねぷた祭りもあるためこちらのほうは少し寂しい感じも。町村部の祭りは都市部より苦労は多いようで…。
ながしこが終わったのは16時頃。ここでふと考える。今青森へ帰るとねぶたよりも混雑する列車に乗ることとなる…。で、五所川原へ"立佞武多"を見に行こうと即決。通常の列車ダイヤなら最後まで見て帰ることは不可能なのだがこの時期は臨時列車「五所川原立佞武多4号」が運転されることだしこの列車は青森行きの最終列車にぎりぎり接続するので安心と五所川原へ…。


五所川原駅前は列車が着いたときだけ賑わい皆運行コースへ向かっていく。狭い歩道には既にズラ〜っとシートが敷かれていて歩くのも大変。
よく見る場所が少ないとは聞くけれどそれに加え場所取りが早いと言う印象が。津軽は町村部に行くほど早く並んだり場所取りをする傾向にありますが立佞武多はゆっくり進むので最終地点付近に姿を現すのはスタートしてから1時間後。私が着いた時点からだと3時間後。皆さんこれからずっと待っているわけでご苦労なことです。私はしばらく立佞武多の館の前で大型ねぶたが出てくるのを待っていました。
立佞武多の様子は写真で見てもらうとして私は最初スタート地点、その後待機している中三前へ。全てのねぶたが出発した後はアーケード下へ移動し見物を。道路が狭いのは残念だがその分迫力あるものが見られるのは事実。これは青森にはないところ。でも、広い道路でのコースもある弘前システムが理想的だとは思いますが…。

2005-08-07 立佞武多の館 2005-08-07 立佞武多 2005-08-07 立佞武多
(五所川原農林高校)
2005-08-07 立佞武多(五所川原高校)
2005-08-07 立佞武多 2005-08-07 立佞武多 2005-08-07 立佞武多 2005-08-07 立佞武多

また、出店の値段が良心的なのは好感が持てるところ。フランクフルト(\100)、焼きそば(\200)、500ml飲料(\100)はお見事。いずれにしても来年もまた見てみたいとは思いました。
帰りは臨時「五所川原立佞武多4号」。キハ40系の2両ながらそんなに混むこともなし。川部で接続の列車は雨の影響で30分ほど遅れてくる…。何もない川部での30分は結構つらいものが…。


(T)