長い歴史に幕…

今日は雨…朝は天気も良く暖かかったが夕方には雪が混じるほど寒くなり…そんな感じで日本中が悪天候に見舞われる中、北海道の第3セクター鉄道「北海道ちほく高原鉄道」が営業を終えました。
時期的にも暦的にも現地にはそれほど"その筋"の人たちはいないのでは…と思っていたら結構いらっしゃったようで。熱い人たちは沢山いらっしゃるようですねぇ…。


本来は沿線のみなさんだけでひっそりとそして温かくラストを迎えるというのが理想だと思いますがそうも行かないのが鉄道の宿命?いずれにしても長年親しまれてきた鉄路が長い歴史に幕を閉じるというのは残念なことには変わりないわけで。
おそらく春休みや土・日などはかなり賑わっていたことでしょう。私もあと1回くらいは乗っておきたかった…。
私がここを訪ねたのは…もう14年も前の"春休み"でした。しかも○○歳の誕生日前日。だからと言う訳ではないけれどその日は池田のステーキ弁当に釧路の有名(らしい)洋菓子店のケーキで独りお祝いムードに浸った記憶が…。私の場合昔は誕生日には大体どこか遠くにいました(朱鞠内とか幌延もありましたねぇ)。今となって見れば当時は実に自由でよかったな…と。


で、この「北海道ちほく高原鉄道」は北海道にしてはそれほど大きな魅力も無い(?)長大線区。だからこそ私も北海道へはよく行っていたもののこの路線は1度きりしか乗っていないわけだし。こういう路線でしかも沿線人口も減っていて…実際良くここまで持ちこたえたという印象が。私が訪ねたのは足寄や置戸の国鉄時代の駅舎が残っているまだ"池北線"時代の面影がある頃だったのでふるさと銀河線の"本来の姿"は見ずに終わってしまったことに。
これからはバスに転換されるわけですが私はまず訪ねることは無いでしょう。ということはますます池田のステーキ弁当を食べる機会はなくなるのだろうか…?

1992.-3.29 北見駅(CR70型気動車) 精算済証明書・入場券
(T)