弘前のおいしいもの・その1「市場の大学いも」

山田商店の「大学いも」

これは弘前の方なら御存知と思う。土手町にある弘前中央食品市場の入り口前の黄色い看板に“大学いも”の文字があり、すぐに場所のわかる店である。
この大学いもは〝冬季限定〟で10〜4月の販売。芋が入荷する間だけ売っているとのことで早ければ3月中旬に終わることも。夏の間は看板が“氷”に変わりかき氷販売となる。
日曜日買いに行った時は“おじさん”…と言うよりいかにも“津軽のとっちゃ”がイモを揚げていた。実は少し前の地元紙に載っていたので「こないだ新聞に出でましたよね?」と聞いたことで津軽弁トークが始まる。しかし、見事に“津軽のとっちゃ”らしい流暢な津軽弁津軽と南部のコラボレーションである私には聞き取るのがやっと。ジョナなら完璧だろう…。どうやら新聞に載ったことで売上はかなり伸びたらしい。普段でもオマケしてもらえるのだが今回はいつも以上にまけてもらった。
で、この大学いもだがよく見かけるのは水あめを使って艶があるものが普通だがここのは違う。見た目が白い。どうやら白砂糖だけを使っているらしいのだが…。ま、それだけにこれも好き嫌いが別れる味だとは思うが…。私の紹介するのは大概普通じゃないものが多い傾向があるが興味のある向きはどうぞ。
ちなみに100g130円也。
恐らく弘前に住むレッドとジョナは知っているであろうこの一品。楽しめるのもあと2ヶ月…。
(T)