ごまの”カーリング”日記(7)その他のチーム&一応(?)最終章編

今日の青森の最高気温は7度。昨日は真冬日だっただけになおさら暖かく感じる…。


さて、昨日までは注目していたチームだけを取り上げていたので他のチームについてもここでまとめて。
まず、意外と(?)注目度の低かったような気がする"チーム御代田"のスキップのおばちゃん…ではなく48歳のお嬢様(?)土屋さんですね。初日にチーム青森を破ったベテランパワーはその後の試合でも如何なく発揮され予選が終わってみると5勝3敗で4位決定タイブレークへ突入。この試合も御代田にとってはいい展開で進んで行ったのだが…最終8エンド(タイブレークは8エンド制)でそれは起こった…。ストーンを投げた瞬間大きくバランスを崩し"ズル〜"っと見事に転んでしまった土屋さん…。それがきっかけでこのエンドは総崩れ、相手に5点を献上し敗北。日本選手権の長〜い日々はこれにて終了…。Aシートで青森の試合が行われていたためかそれに気付いた人はそれほどいなかったような感じだけれど選手が力尽きる瞬間を見てしまったような…そんな気分に。
試合後ロビーで談笑していると目の前を通りかかった土屋さん、ふと「お疲れさまでした」と声を掛けたら「本当に疲れました…ありがとう」と一言。その表情を見て1日2〜3試合こなしながら頂点を目指すのは本当にしんどいんだなと実感した瞬間でもあり…。御代田の皆さんお疲れさまでした。是非また来年の日本選手権にもチャレンジして下さいね。


次にチームカシオペア。こちらは岩手県二戸市の東北ブロック代表チーム。だから青森の人はチーム青森だけでなく東北6県代表であるカシオペアも応援しなくては…ってもう終わってしまいましたが。で、このチームのホームグラウンドは実はこの青森市スポーツ会館。岩手にカーリング施設が無いため頻繁に青森へ通ってきているそうで。実力は未知数だったものの地の利も生かせた(?)結果見事予選4位で決勝トーナメント進出。準決勝では長野に惜しくも敗退し、最終日には進めなかったものの東北王者としての実力は十分に見せつけることができたのでは?
閉会式終了後会場を後にする皆さんに「お疲れさま」という声が結構掛かっていたのが印象的…ま、一応"ホーム"ですからね。


続いて北海道の残り2チーム。難読地名として有名(?)な妹背牛北大C.C.はイマイチ実力が出せなかったかな?と。本当はこの2チームはいいところまで行くのでは?と期待されていたようなのですが…"14歳"チームにすっかりやられてしまったといった感じでしょうか?


他のチームはこれと言って特に…岡山のチームはあまり勝ち星は付かなかったけど自由気まま(?)に楽しみながら戦っていたような…誰か(○んちゃん)を思わせる子も大人に混じって奮闘していましたが…。カーリング人気が出てきたこれからは西日本勢もレベルが上がってくるものと思うので他地域と肩を並べるようになれば面白くなることでしょう。


で、最後に"あの子"の実力について。それはスキップとしての指示の与え方。「どうする〜?」「どっちでもいいよ〜」「こっちじゃダメかな〜」といった感じでストーンを投げさせるわけですがこれがまた見事に思ったところへと。本当の(?)知那美語録は他にあるのですがそれは置いといて…。あとは小野寺さんを上回る(?)自らのショットの"攻撃的守備"も魅力のひとつですね。

優勝・チーム青森 準優勝・チーム長野 3位・チーム常呂
4位・チームカシオペア 5位・チーム御代田 6位・チーム北大C.C.
7位・チーム妹背牛 7位・チーム軽井沢 9位・チーム岡山


と言うことで日本選手権に関してはとりあえずこれにて終了。
会場周辺では食の確保が難しい(至近にコンビニも飲食店も無し)以外は満足できたような気がします。無料だったからこそ(?)これだけの観客が集まったのでしょうし盛り上がったのでしょう。とにかくこの盛り上がりが一過性に終わらずカーリングの競技人口がこれから増えていけば言うことはないでしょう。
青森市スポーツ会館は3月一杯までカーリングが楽しめるようですし結構安いですから興味のある方はどうぞ。
(T)